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感覚質と呼ばれる Qualia(クオリア)は、 私たちの意識に登ってくる感覚意識やそれにそもなう経験のことをさします。人々の中に内在されているといわれているものの、その存在は証明されず、そもそも生物の生存にとってどのような意味で有効なのかすら、明らかではありません。
さて、ひとりひとりがカメラという記録媒体を持ち、いつてでもどんな場所でもその人の眼に映る像を記録できる現代において、ふとなぜか綺麗だと思う、言葉にできない感覚がもちあがってくる、そしてそれをとどめてしまう、その衝動は一体なんでしょうか。 Qua|ia は、その超個人的なフェティッシュやクオリアのレベルでの共感をつなぐメディウムとしての遊ぶ感覚露本です。様々な人のカメラロールの中から、なぜだか撮ってしまった写真たちを Airdrop によって収集、 本企画においては PDF の形式で展開します。またこの人々がそれぞれの家の中で過ごす中で、身の回りの景色から展開されるイメージを起点に新たな共通言語の生成を試みます。
家かコンビニで印刷
インタープリター + ファッションデザイナー
知覚や行動に対する実験的考察・制作から知覚表現の可能性を探求している個、ときどき集団。本企画ではLOUD AIRとともにことばと感覚を巡る「Qua|ia」という感覚露本を展開する。